● お年寄りに喜ばれる家造りのカンどころ この配慮が喜ばれる
● 若い人が若い立場だけで家を造ると、お年よりには使いにくい家になりやすい。
また、10年後、20年後のご自分のためにも次の配慮が必要となります。 |
・ お年寄りの部屋は、トイレに近い方が良い。
・ トイレや浴室の着替え室は暖房にして、出入りの温度差を少なくする。(脳卒中の予防)
・ 廊下や階段などに、足元灯を設けて、夜間も見やすくする。
・ 段差は極力なくして、スロープをつける。
・ お年寄りの部屋にスピーカーをつけ、声をボリュームアップして聞こえるようにする。
・ ホームエレベータをつけてあげる。
・ お年寄りの部屋には、必ず畳の間を用意する。
・ 日当たりの良い部屋を割り当てる。
・ 家具を作りつけにすると、地震などのとき家具の倒壊を防げる。
・ 浴室のタイルは小さめにして、目地を増やすと、滑り止めになり、屋内事故の予防になる。
・ 棚は低めに作ると、物を乗せたり取ったりしやすい。
・ 部屋の照明は、若者の部屋より明るくする。
・ 階段だけでなく、浴室やトイレにも手摺りを付ける。
・ 冷暖房の吹き出し口は、顔に風が当たらないように高い位置にする。 |
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● お年寄りに多い障害や整理現象 |
・ 夜間に何回も、トイレに行くことが多くなる。
・ 環境の温度差が引き金になり、脳血管障害を引き起こしやすい。
・ 視力が低下しているため、暗いところを歩行したり、暗いところでの物の確認が困難になる。
・ わずかな段差にも、つまずきやすい。
・ 聴力が低下し、健常者に比べ物音を正しく認識しにくい。
・ 階段の昇り降りが苦痛になる。
・ 体力が特に弱くなると、すぐに体を横にしたくなる。
・ 室内にいることが多くなるので、日照や庭の景観などを求めるようになる。
・ 日常生活で、物によくつかまりやすくする。
・ 浴室のなかで、若い者より滑りやすくなる。
・ 高い所にある物を取ることが困難になる。
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